HALOの採用2 in韓国

Pocket

起業後、324日目。

今日は、韓国出張の続き。

滞在したソウルのミョンドン(日本の渋谷みたいなところ)は、とても活気があった。
Halo effect

この2日間、クォンさんと某商社様のご協力を得て、以下の通り、とても充実したスケジュールとなった。

・韓国の新卒15名ほどに個別インタビュー
・IT・デザイン・日本語を学ぶ訓練学校(生徒15人のクラス)を視察
・日本への就職を斡旋する学校および韓国政府の要人にご挨拶&名刺交換
・某商社様の実施する採用用のグループディスカッション(約10名)に同席
・タクシーの運転手(4名)へのヒアリング調査

Halo effect
↑訓練学校での一コマ。

白板に、HALOの採用基準を書いた。
その後、みんなでサムギョプサルを食べた。

以下、感想(当初仮説の検証)。

1:韓国の大学を卒業した新卒は、ハロの求めるターゲットとなりえるか。
⇒なりえる。

特に、「野望」と「ストレス耐性」は、昨今の日本人にないものを感じた。
加えて、語学力が半端ない。SKYと呼ばれる一流大学の学生であれば、日韓英の3ヶ国語を話すことも可能。

・日本語検定1級(ビジネスでも使えるレベル)
・TOIEC900点以上
・韓国語(ネイティブ)           こんな人達がザラにいる。

背景は、国レベルでの向上心と過酷な受験戦争。
日本がゆとり教育に入った時期に、彼らはますます競争激化。
語学習得のために、ご両親が私財を投じて、カナダ・アメリカ・オーストラリア
フィリピン・ベトナムなどに小・中学生の頃から語学留学させる。
大学入ってからも、みんな塾に通うと言うのだからスゴイ。
大学近辺で最も多いのが、居酒屋で、次が学習塾だというのだから、驚きだ。

地頭は、本格的にテストしてみないと分からないが、大学の講義もとても厳しく、常にWhyとHowとプレゼンを求められるとのこと。

加えて、最近では複数専攻性(例:文学部と経済学部)を採用しており、
複視眼的なモノの見方をする土壌がある。

面接での志望理由や自己PRも、骨太で聞き応えがあった。
就職活動におけるグループディスカッションも、「経験するのは今回がはじめて」
という学生が大半だったが、日本人学生で言えば4~6月レベルであるように感じた。
(韓国の就活は9月~スタートする)

2:韓国人学生のニーズは何か?

Ⅰ:習得したスキル・語学を生かしたい。
Ⅱ:海外で就職して、さらなるスキルアップを目指したい。
Ⅲ:日本の文化や商品、とりわけコンテンツ産業に対する憧れが強い。
Ⅳ:若者も発言・活躍できるフラットな企業文化。インフォーマルリーダーへの期待。
Ⅴ:成果主義

特に意外だったのが、ⅣとⅤ。
韓国と言えば、「儒教を背景にした上下関係を重んじる文化」という印象があったが、
アメリカを範とした国内教育と海外留学の経験が、若者の価値観に変化を起こしているように思えた。

ⅠとⅡは、「自分の力で生きていくんだ」というような迫力が伝わってきて、とても頼もしく思えた。

3:韓国も就職難と聞くが、本当か?
⇒本当。

新卒の面接に、既に卒業した人がわんさかいた。聞けば、今年の3月に卒業予定だった学生のうち、約3割が就職できずに卒業したとのこと。

背景は、以下3点。

・2008年採用分について、政府主導で大量採用を行った
・昨今の世界不況
・超大手およびソウルへの一極集中

とりあえず、サムスンなどの超大手企業に皆就職したがるが、
2008年採用枠で大量採用したことと世界不況により、これらの超大手企業が採用を大幅抑制。

加えて、日本とは異なり、中小企業のゾーンがとても薄い。ソウルとソウル以外の格差も著しい。

だから、超大手の就職を逃したら、地元又は自営業のような零細企業に一気に落ちる。天国と地獄のようなものが存在する。中間がない。多くの優秀な学生が、この溝にはまって苦しんでいるとのこと。

ちなみに、HALOが韓国へ面接しに行き、採用に至れば、史上3社目とのこと。
1社目は、昨年、韓国の大手新聞社の一面をさらった。

今回の調査およびインタビュー結果は、サンプル数が少ないことと、
僕の期待も含めたバイアスがかかっているため、あくまで感想文レベルに留まるが、
韓国人材の質と日本企業の採用モチベーションには、大きなギャップを感じた。

理由は色々考えられるが、今回、「韓国人学生の採用を考えており、調べている」と様々な韓国人の方に話したところ、「あら、変わった人ね。物好きね」という反応が一様に帰ってきた。

本目的で韓国出張する日本人や日本企業自体、少ないのだと思う。
だとすれば、非常にワクワクする。

結論、今回の出張で得た自分の直感を信じた上で、このギャップを、HALOはチャンスとして捉えたい。

明日帰国後、ハロのメンバーに全力でプレゼンする。

最後に、急遽、「韓国に着いていきたい」と言った私のわがままを
見事に実現し、素晴らしいスケジュールと出会いを組んでくださったクォンさんと
いきなり登場した私に対して、自社の面接やグループディスカッションを見学させて頂いた日本の商社様と
終始、歓迎&親切にして頂いた多くの韓国の皆様へ
御礼を述べさせて頂きます。

ありがとううございます!
Thank you!
カムサハムニダ!

世界は愛に溢れてる。
こういうのは、返していかなければいけない。

Pocket