HALOのアンチテーゼ 〜理念・ビジョン・ミッション・バリュー〜

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起業後、1153日目。

今日は、HALOの理念・ビジョン・ミッション・バリューについて。

創業以来、HALOへ就職する志望理由トップは、
「HALOの理念・ビジョン・ミッション・バリューに共感した」というものだ。

その思想は、他の企業の労働観とは異なっている。いや、むしろ逆だ。

先日、在日ベトナム学生青年協会(VYSA)が主催するJobfairに出展してきた。
そこで、在日ベトナム人の方々にお話したことを中心に、改めて、話したい。

HALOの理念:「希望が生まれるシカケをつくる」
HALOのビジョン:「2028年までに、世界を最も明るくした会社になる」
HALOのミッション:「目標・自尊心・信頼できる仲間を持ち、未来に期待する人を増やす」

世の企業の多くは、「(物質的に)豊かな社会をつくります」とか「世の中をもっと便利にします」みたいな理念を掲げている。しかし、僕はそういうことにほとんど興味がない。

たまたま、この時代の日本に生まれて、そこそこ裕福な家庭に育ったことも影響しているが、「もうそこそこ物質的に豊かだし、十分便利じゃないか?」と思っている。

そんなことより、「物質的にもそこそこ豊かだし、便利な世の中であるにも関わらず、日本の年間自殺者が約3万人いたり、電車通勤する会社員のオジさんたちが鬱屈としてて、あんまり楽しそうじゃない」ことの方が、よっぽど大問題だと思っている。

一言で言うと、「豊かで便利だけど、希望がないこと」の方が大問題だと思う。
だからHALOは、この大問題を解決するための会社であり、そのための事業を営んで行く。

こういった想いを抱いたきっかけは、あくまで1980年頃からの日本における我々の原体験だ。しかし、他国の学生や社会人の方と話すにつれ、コレは他の国でも広く散見される大問題だという認識でいる。現在、著しく経済成長している国においても、将来、同じ罠にハマる可能性があると考えている。

では、「こういった大問題をどう解決していくのか?」といった手段の話になる。具体的な手段云々の前に、その元になるバリュー(価値観)を以下のように定めている。

■HALOのバリュー

1:自由と責任を愛する
2:オープンマインドを持ち、相乗効果を生む
3:アイディアとユーモアを加える
4:知的非常識を大切にする
5:ワクワクする方を選ぶ
6:グローバルに考え、アクションする
7:すべてのステークホルダーは、パートナー

今回は、1、2、4、5について説明する。

1:自由と責任を愛する

身もふたもない話をしてしまうと、会社員にはあまり自由がない。例えば、あなたがとんでもなく素晴らしいアイディアを思いついて、すぐさま実行する必要があると思った場合、たくさんのハンコを集めないと、実行できない。社内の新規事業プランコンテストであなたが素晴らしい事業プランを出しても、多くの偉い人や経験と知識溢れるオジさんたちの善意によって、当初プランのエッジは丸くなり、ときにグズグズになっていくことがある。

しかし、良いこともある。それは、責任もあまりないということだ。5つも6つもハンコを押してもらった上での実行は、「偉い人達がみんなで承認した」ということなので、発案者or実行者のあなたは、あまり責任を問われない。「じゃあ、だれがこの責任をとるんだ?」という話になると、良い意味でも悪い意味でも、「特定のだれかの責任でもないよね。次からみんなで気をつけよう」みたいな話で終わる。

「こういう仕組みや仕事の姿勢は、素晴らしい!楽で良いじゃないか!」と思う人もいる。一方で、「それじゃ、あまりにもつまんないし、むなしい!絶対いや!」という人が、HALOを志望する。

2:オープンマインドを持ち、相乗効果を生む

最近の問題は、同胞・同質の集団だけでは解決できないものが多い。例えば、日本の「少子高齢社会」や「円高」、コレらは日本人だけで解決できる問題だろうか?僕はそうは思わない。移民の受け入れや各国との協調において、はじめて解決できる類いの問題だと思う。

また、アメリカの大リーグにしても、ヨーロッパのプロサッカーリーグにしても、超一流のチームはほとんど多国籍軍だ。優秀な人材を国籍問わず、かき集めている。

一見して自分とは異なる人達との出会いを喜び、耳を傾け、互いの文化や価値観の相違、そして利害対立や矛盾を乗り越えることによって、より高い次元のアウトプットを出すことに喜びと可能性を感じる人が、HALOを志望する。

4:知的非常識を大切にする

皮肉なことに、多くの問題はこれまでの叡智の結果、常識の集合によってできている。目的達成の手段においても、ときに「コレが良識ある考え方であり、立ち振る舞いである」という常識を適用しない方が良いことがある。

例えばこのJobfairにおいても、他の出展企業のみなさんは、みなスーツを着て、髭をそり、髪をサッパリされてブースに着席されている。一方、僕はハットをかぶり、髭を蓄え、髪が不自然なほど長い。

しかし、HALO含め出展企業の今日の目的は、「より多くの学生にブースに着席頂き、話を最後まで聞いてもらい、正確に自社を理解してもらうこと」だ。そのためには、よほど有名な企業でない限り、まずは「注目」してもらう必要がある。

おかげさまで、HALOのブースは大盛況!
ときに非常識を精査し、思いもよらない正解を見つける人が、HALOを志望する。

5:ワクワクする方を選ぶ

「素晴らしい未来のために、今は我慢しましょう。そうすれば、やがて報われます」みたいな話を僕は信用してない。将来報われない可能性の方が高いし、時間の量で考えても、「今」の合計の方が圧倒的に多いから、「今」楽しくてワクワクすることをやろうよ、と思う。

こういった話に限らず、「社会の厳しさ」のほとんどは、「社会は厳しくあらねばならない」という妄想を持った人たちによってできているんじゃないかと思う。もっと言えば、「オレも苦労してきたんだから、オマエも苦労しろよ」みたいなよく分かんない負の伝承は、我々が断ち切りたい。

どうせ妄想して、思い込むのであれば、もっと楽しくてワクワクするようなことを妄想して、思い込みたいよね。そういう考えに、「なるほど!いいね!」と思う人が、HALOを志望する。

さあ、これらのアンチテーゼを、いっしょに証明してみませんか?

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