HALOのインターンシップ2010(出会い編)

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起業後、670日目。

今日は、HALOのインターンシップについて。出会い編。

8月初旬から、Lee Johgsubくんという大学生がHaloのインターンシップとして働いてくれている。

彼と出会ったのは、昨年の10月頃、ソウル大学でHaloの会社説明会を行っていたときのことだ。

会社説明会とは言っても、場所は大学の情報検索室(PCを無償で解放している部屋)で、4人がけのテーブルに、僕と某企業の博士の2人がテーブルに座っていただけだ。説明会というよりは、就職相談場所という体裁であった。

さらに言えば、「Halo,inc from Japan」とか「Recruit」みたいな目立つポスターやのぼりも用意してなかったので、通りすがる学生達は「この人何?」みたいな不審な目で見るか、空気のように認識されてないかのいずれかだった。

なので、開始2時間ぐらいは、1人も僕のテーブルに来てくれなかった。

本来は、学生の就職相談に乗るつもりだったが、途中から、僕が学生達に「どうやったら相談してくれるのか」相談したくなった。

そんなこんなで、涙目になりかけてた頃、愛くるしい笑顔で僕に話しかけてくれた最初の学生が、Johgsubくんだった。

第一声は、「もしかして、日本の会社ですか?」だった。すごい!日本語ができる!
相当テンションが上がったことを覚えている。

でも残念ながら、その後、Johgsubくんが何を言ってるのか、全く分からなかった。それでも、ボディランゲージを交えながら、「おうおう、あう!あう!」みたいな原始人のような日本語を駆使して、僕に迫ってきた。

途中から、日本語もハングルも通じないことを悟ったJohgsubくんが”Do you Speak English?”と質問してくれたので、僕は、”A little”と答えた。その後、拙い英語でやりとりをし、どこかのタイミングで我々は意気投合した。

途中、突然彼は席を立ち、情報検索室にあるPCに向かって、何か熱心に検索をはじめた。その後、再び僕のテーブルに戻ってきて、「あなたはCEOだったんですね!」と叫んだ。どうやら、僕のことを新入社員だと思っていたようだ。

その他、通訳のできる方の翻訳により、僕のa littleな英語は、ほとんど彼に伝わってなかったことを知ることになる。

雰囲気では意気投合したかのように見えたが、驚いたことに、お互いが言っていることのうち、98%くらい伝わっていなかった。

聞けば、大学4年生ではなく、3年生だと言う。「Haloへインターンシップをしたい」ということだ。加えて、今はほとんど日本語が喋れないが、日本へ行くまでに必死で勉強するとのこと。僕は、正社員を採用しにソウルまで来た訳で、インターンの応募は想定外だった。

でも、言葉が分からなくても必死に何かを伝えようとし、結果、全然会話が成立してないのに、成立したかのように思わせてしまうコミュニケーション能力と訳の分からない日本のベンチャーへインターンすることを即決し、申し出る行動力に驚いて、「じっくり検討して、またこちらから連絡する」と伝えた。

「彼と同じようなことをしろ」と言われたら、何人の人ができるだろうか。それから約1ヶ月後、Haloの正社員採用面接のためのエントリーシートに紛れて、彼もエントリーシートを送ってきてくれた。

そこには、こう書いてあった。

「私は、Global企業のCEOになるという夢を持っています。他の人は、私の夢を途方もないことだと呆れるかもしれません。しかし、”矢を一番遠くへ打ちたければ、太陽に向かって打ちなさい”という言葉があるように、私は、可能な限り大きい夢を持ち、必ず実現させるための努力をします。」

もうね、感動しちゃった。

「給料は払えない。食事と住むところはなんとかする。日本へ来るまでに日本語を必死で勉強すること」という条件で、インターンシップを許可することにした。

という訳で、今、彼と一緒に僕のマンションに住んでいる。一緒にご飯を作って、食べている。僕がTwitterでJohgsubくんのことばかりつぶやいているのも、そのためだ。

“矢を一番遠くへ打ちたければ、太陽に向かって打ちなさい”

彼から教えてもらったこの言葉に、僕自身が何度勇気づけられたか分からない。

“矢を一番遠くへ打ちたければ、太陽に向かって打ちなさい”

【補足】
・その後の大学では、各大学の就職課の方々のご尽力を賜り、
相談会も説明会も大いに賑わいました。
・Johgsubくんのブログは、http://ameblo.jp/jongsublee/
Twitter IDは、@JongsubLeeです。僕の@YANOTAKASHIでも
彼についてつぶやいてます。
・さっきJohgsubくんに、「”矢を一番~”の言葉は、誰の言葉なの?」と
質問したら、「知りません。うわさです。」と彼が答えて爆笑した。

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