起業後、1141日目。
今日は、「EXITはしない」決意について。
EXIT(イグジット)とは、ベンチャービジネスなどにおいて、
創業者やファンドが株式を売却し、利益を手にすることだ。
EXITの主な方法としては、株式上場や会社・事業(株式)の売却がある。
EXITのプランを明確にしておくことは、創業者、ストックオプションの付与や従業員持株会を持つことによって、社員のモチベーション向上にもつながる。具体的で魅力的な目標は、彼らの金銭的欲求に応えるとともに、自己実現欲求を刺激し、事業を進めていく上での大きな推進力となるメリットがある。うまくEXITできれば、彼らには莫大な金銭が手に入る。
実際、株式上場や会社・事業の売却をビジョンの1つに掲げている企業は多い。
このようにメリットのあるEXITだが、
HALOは先の役員合宿で「EXITはしない」と決めた。
理由は、不自由になるから。
ユニークな会社を作りたいから。
永い時間をかけて、作り続けたいから。
こういうことを言うと、先輩経営者やVCの偉い人達から、
一部お叱りを受けるかもしれない。
極論、お叱りはお叱りとして拝聴しつつも、
ときには従わない自由が何よりも尊いのである。
「上場や売却といった分かりやすいビジョンを掲げない」ということは、
「自社のメンバーをまとめる他の魅力的なビジョンが必要」ということでもある。
しかし、大学への進学や企業への就職だけをゴールに置いてはいけないのと同じように、上場や売却も手段でありステップにすぎない。
「より本質的な問いに早くから答えようとしているだけ」だと開き直っている。
もっと、ずっと、先を見る。