起業後、303日目。
今日は、Haloの役員に求める役割について。
ここ1年間、色んな書籍を読み、社長に会い、自らも実践してみた結果、
会社のTOPに立つ人間に必要な役割は、以下の12コに集約された。
1:人を突き動かすビジョンを掲げることができる。
2:ビジョンに対する思いが熱く、広めることができる。
3:現在地(己と自社)を正確に認識できる。
4:環境変化を読むことができる。
5:適切な戦略を選択できる。
6:戦略実行に適した人員配置ができる。
7:適切な状況判断ができる。
8:必要な知識・能力・技術・経験を求め、習得できる。
9:組織全体を考えることができる。
10:直接任務にある者を叱咤激励できる。
11:ビジョン達成への執着心が強い。
12:決定権を持ち、責任をとることができる。
この12コが全てまっとうできる人間がTOPに立てば、会社は劇的に伸びる。
しかし、自分は、この12コ全ての役割をまっとうできるだろうか?
また、自分以外に、12コ全ての役割をまっとうできる社長がいただろうか?
答えは、NO。
こんな超人(レオナルド・ダ・ヴィンチみたいな人)が、理想ではあるが、現実にはいない。
HALO主催の「起業家育成セミナー」でも、多数の優秀な社長にお会いしたが、
「全部の役割を完璧にこなしました」なんていう人は、いなかった。
むしろ、私は、○○に強みがある。しかし、××に弱みがある。
だから、××の部分は、自分より向いている他の人に任せている」
という社長が多く、そういう人の方がうまく行っているように思う。
逆に、「自分は全知全能で、なんでもできる。そして、やりたい」
という社長は自滅していく、なんていう話をよく聞いた。
結論、必要な役割が多数あり 且つ それぞれの難易度が高い
のであれば、適性に応じて、役割分担すべきではないか。
僕は、幸いにして、器用な人間ではないし、自分より優秀な人間を多数知っているので、
「適性に応じて、役割分担する社長」というスタイルで走りたいと思う。
具体的には、取締役の伊勢くん・中林さんと話し合って、役割分担する。
オレはこれやる。好きだし向いてると思う。オマエはこれやった方が良いよ。好きだし向いてるでしょ。みたいな過程を経て、バッサバッサ分担していこうと思う。
また、HALOは、取締役を最大5名まで増員予定なので、矢野・伊勢・中林が担えない役割について、向いている人間を探し、HALOに入社頂き、任せたいと思う。
加えて、他社員に対しても、本来社長や役員に求めるべき役割を委譲していく。
立派に、その役割をまっとうできれば、昇格させる。その大変さや成果に応じて、リターンも戻す。その人は、成長もできる。
情報量&その複雑さが、今後ますます増していくであろう
経営環境にあっては、こっちのスタイルの方がしっくりくる。
「矢野さん、そんな重要な役割を他役員や社員に任せてるんですか!?」
という突っ込みを色んな方に頂くような、非常識な経営スタイルで結果を出したい。
その方が、組織として強いし、楽しいし、今後を見据えてる。