HALO 3年目の成果

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起業後、1140日目。

今日は、3年目の成果について。

おかげさまで、2011年も増収増益で終えることができた。
以下、創業時からの粗利推移。

■トピックス

1:ソーシャルメディアマーケティング事業が大きく伸びた。全社粗利の50%超え。
2:「アドラッテ」リリース。iPhone無料総合ランキング1位に。会員数15万人突破。
3:HALOのメディア露出増加。日経産業新聞、韓国民放SBS、小学館DIME誌など。
4:学生の長期インターンを大量採用。東大、一橋、東工大、早稲田、慶應など15名。
5:長期インターンの学生から、MVPと内定者を選出。

これまで色々なことをやってきたが、失敗も含め、
やってきたことの点が線になりつつある感覚がすごくある。

具体的には、

3年間(オプト時代含めると6年間)、広告代理事業で得た「広告主は、こういう広告施策を求めている」という肌感覚が、メディア事業における広告メニュー作りに役立っている。

2年前に行った韓国新卒採用が、AppDisco社との事業提携を生んでいる。

1年間、Follolinで開拓した代理店との販路が、アドラッテの販路につながっている。

1年間、プライベートで進めていた「大学生向け就活相談会」における経験が、学生の長期インターン採用や活用に活きている。

特に、「人とのつながり」という面では、みなさんからすごく良くして頂いている。
短期&直接的なものだけではなく、長期&間接的に。

僕が大学生や会社員だった時代も含めて、5年10年もすると、色んな人が色んなところでキーマンになっていて、「ご無沙汰してます!いや〜、久々にお会いできてうれしいです!またいっしょに仕事しましょうよ!」みたいな感じで、困難なハードルを乗り越えてきた。

以上、お客様、お取引先、金融機関、ご近所さま、諸先輩方、友達、
学生のみんな、海外の方々に至るまで、この場を借りて、御礼申し上げます。
1年間、本当にありがとうございました。

感謝する人がたくさんいて、嬉しかったこともたくさんあるが、
僕がこの1年で1番嬉しかったことは、

3月の震災後、一時韓国に避難していたヨンジュとジョンヨンが、
日本とHALOに戻ってきてくれたことだ。

外資系企業などで、外国人社員が母国に帰ってしまった話を聞くと、
胸が熱くなるよ。ありがとう。

今年の秋には、ベトナムの視察を終え、来年からベトナム人採用も計画している。
「人のつながり」「発想」「行動」については、国をまたいで行っていきたいという思いを深くした。

常識(ローカルルール)、立場、利害の対立を超えた向こう側に、
これまでの企業のあり方や働き方とは違う何かをつくりたい。

希望が生まれるシカケをつくりたい。

最後に、僕は「頂く」ことが多い甘ったれなので、
今後は、「与える」側に回っていきたい。

走ったり、転んだり、助けてもらったりした中で見つけた重要な真理は、
「与えたものしか、返ってこない」ということだ。

「もらいすぎは良くない」ということでもあり、
「もらうためには、こちらから先に与える」姿勢が大事だということでもある。

短期、直接、目に見えるものだけではなく、
長期、間接、目に見えないものを見ようとし、そして、善きことを信じること。

「善きこと」の「独善」に気がつくこと。
自らの無知を知るために、オープンであること、謙虚であること、学ぶこと。

結局、経営者の人格以上には、会社は大きくならない。

至らぬ僕ですが、2012年もよろしくお願します。

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