HALOの採用3(待遇)

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起業後、340日目。

今日は、韓国での採用と待遇について。
調査&検討の結果、実施することにした。

取り急ぎ、HPに採用情報を追加した。

その後、以下日程で会社説明会を行う予定。

11月4日 ソウル大学/韓国外国語大学
11月5日 高麗大学
11月6日 成均館大学
※開催する大学は増加中

待遇面では、特色を出した。
具体的には、成果主義の色を濃くした。

この成果主義、デメリットの部分も多々あるので、社内でもかなり反論があった。

以下3点を主な理由として、社内承認を得て、成果主義の色を濃くした。

1:ベンチャー企業は、よく「ハイリスク・ハイリターン」と言われるが、実際は、創業者や役員がハイリスク・ハイリターンなだけで、他社員は、「ハイリスク・ローリターン」なのではないか?

本当だとすれば、オカシイ。苦労を共にする同志として、
同じような報酬を受けとってほしい。

2:社員への「ハイリスク・ハイリターン」を実現する手段として、
ストックオプション制度がある。会社が上場すれば、社員へも上場益が入るからそれで良いのだ。

現在と今後の市況 および 株に対する投資家の考え方は、数年前とは異なる。
具体的には、上場前と上場後の株価は、昔ほど上がらない可能性が高い。
(もちろん、その会社の事業戦略・成長余地にもよるが、全体平均の話)

加えて、経営者も社員も上場による個人へのリターンを期待して上場を目指すのは、
本来の目的とは異なる。本来は、次なる成長・拡大の為の資金調達であるべきだ。

よって、ハイリターンの実現手段として、
「ストックオプション制度1本で行く」のは、オカシイ。

3:ベンチャー企業は、「自由があり、成長もできるから働く意義がある。
だから、賃金なんて二の次だ」という風潮がないか?

本当だとすれば、足りない。

自由と成長に加えて、報酬も充実していれば、申し分ない。

「最近の若者は、大手志向ばかりで不甲斐ない」と嘆く人がいるが、
その傾向は、今も昔もそんなに変わりない。

安定志向も勿論あるが、自分に自信のある人間が、それに見合う報酬を要求するのは、
ごく自然なことであり、賃金の部分がネックになっているのではないか。

以上、そのメリットとデメリットを吟味した上、質の高い検討ができたと思う。

最終的には、「自由と責任を愛する」という
会社の価値観に基づき、意思決定した。

世間のトレンドや常識と逆行する部分も多いと思うが、
「よく調べ、よく考えた末に出た非常識であれば、採用する」という方針。

第3の道を模索し、選択していきたい。

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