起業後、314日目。
先日、表題の第4弾を開催した。
今回のゲストは、セプテーニ代表取締役の佐藤光紀さん。
別名 セプテーニの王子・貴公子。
テーマは、「ぼくらは社会に対して、どうアクションしていくか」
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■佐藤さんは「継続」の人
以下、佐藤さんのコメント抜粋。
【ネット広告事業の立ち上げ】
「既存事業は元々好きではじめたわけではないし、飽きた」自分と
「何か新しいことやんなきゃ」という会社側の思惑が合致してスタート。
最初は何も中身が決まってなかったが、半年間で事業計画をまとめる。
当時のネット広告市場は、500~700億円(今のモバイル広告市場とほぼ同規模)
【仕事・事業が面白くなってきた】
好きだったバンド活動のコアな要素(イメージする⇒人をアレンジする⇒形にしていく)
が事業経営にも存在することに気づき、好きになる。仕事=やらされる/遊び=やりたい
仕事・事業が「遊び」に変わり、のめりこむ。2年間、土日も休みなし。
【自分は経営者である】
時間・人数で言えば、事業立ち上げ後3~4年で50~100人になった頃、
感覚で言えば、「自分一人で立ち回るのは、物理的に無理」と思い始めた頃、
「経営者」という認識を持つに至った。
そこから、他人の意欲を引き出して導く「仕組み」作りに徹するようになった。
顧客=クライアント⇒社員へシフト。
自分のステージが変わらなければ、会社のステージも変わらない。
【人を育て、動かす】
そもそも、「育てる」という考え方は傲慢だし、無理。「育つを手伝う」の方がしっくりくる。
とは言え、最初は「自分が思っていること・レベルに他人が到達してくれないこと」
に相当やきもきする。
しかし、「自分が思っていることを、他人がすぐにやってくれないことは当たり前」
というような「期待値マネジメント」を意識することによって、乗り越える。
そして、「大きな石を一定の力で押し続けること」
時間と実績が、ゆっくりと周りを動かしていく。
【周りとの軋轢】
成長・成功によって軋轢が生まれるのは、目標やその成果物をシェアをできていないから。
【今後のインターネット業界】
ようやくインフラとして認知されてきた。
マニア/村⇒外部との対話と協調の時代へ。
「海外とのタイムマシンはなくなった」ことに注意。
【理念追求】
理念実現の道はマラソン。
「死んだ後に評価されれば良い」くらいの気概が必要。
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見た目の端正なルックス、爽やか・スマートな雰囲気とは裏腹に、
良い意味での地味さ・地道さを感じた。
「ローマは、一日にして成らず。セプテーニも然り」
そんな重みをビシビシと感じさせて頂いた。
極度のイケメンは、他人(特に男から)の反感を買うものだが、
この重み・厚みを前にして、ものすごく好きになった。
普段であれば、ココで終わるクラリスの会だったが、
その日は、佐藤さんを迎えての懇親会があった。
そこで、さらに突っ込んだ質問をさせて頂いた。
ルパンとマンツーの時間をゲット。
矢野 「色んな経営者の方から、”とにかく経験しなさい。とにかく苦労しなさい”
と言われますが、コレを抑えた上で、さらに、
成長スピードを引き上げる施策や習慣はありますでしょうか?」
佐藤さん「経験の回数と濃度をあげること。加えて、本を読むこと。他人の話を聞くこと。しかし、本や他人の話はあくまで後付けで、経験が先。経験に解釈を加えるのが、本であり、他人のアドバイスではないでしょうか」
矢野 「はい!」
BGM、カットイン
結果、今日もまた、心を奪われ、
クラリスになってしまった僕。
そして佐藤さんは、懇親会終了後、爽やかに去っていったのだった。
佐藤さん、ありがとうございました!
最近、イケてる社長さん方のお話がすごく良く理解できるようになってきた気がする。
佐藤さんのお話を踏まえれば、
それは、僕に必要な経験が蓄積されてきたからだろう。
自分が漠然と考えていたこと・感じていたことに対して、
言葉が与えられる感覚。
次回セミナー、某検索サイトの社長とのうわさ。