時間管理の仕方

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起業後、734日目。

今日は、時間管理の仕方について。

HALOの新卒社員が終電で帰ったり、土日に仕事を持ち込む時期になってきたので、
HALOの新卒を対象に、切り替えた方が良い3つのパラダイムシフトという切口で
「短時間により多くの成果を上げるための時間管理の仕方」を説明する。
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■切り替えた方が良い 3つのパラダイムシフト

1:働いた時間に対して、給与をもらう     → 成果に対して、給与をもらう
2:成果を”自分視点”で定義する         → 成果を”相手視点”で定義する
3:時間管理できない原因は、克己心がないこと → 時間管理できない原因は、克己心があること
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1:働いた時間に対して、給与をもらう     → 成果に対して、給与をもらう

学生時代、アルバイトでは、働いた時間に対して給与がもらえた。
しかしHALOでは、働いた時間には関係なく、出した成果に対して給与がもらえる。

極論、1年間、土日や盆正月もなく一心不乱に働いてくれたとしても、
その成果があまりにお粗末なものであったら、僕はわずかな給与しか払いたくない。

逆に、1年間、トータルで24時間しか働いてくれなかったとしても、
その成果が見事なものであったら、僕は多くの給与を払いたい。

「矢野はヒドいヤツだ」と君らは言うかも知れないけど、僕自身も僕たちの会社の仕事自体も、関係者の皆さん(株主、顧客、その他取引先)から同じように「成果」でしか評価されないから、コレはどうしようもないんだ。

僕が「君たちが働いてくれた時間」を評価して、成功指標を労働時間に置いたら、
あっと言う間に会社を潰して、結果、君たちを路頭に迷わせてしまう。

もっと言うと、路頭に迷った君たちは、転職活動をはじめるだろうけど、
面接の場で、これまでの労働時間の長さと自分のタフさだけをアピールしても、
自分が望むような会社に採用される可能性は限りなく低いだろう。

以上、1つ目のパラダイムシフトを認識すべきだ。

過激なことを言うと、ときに、君たちが深夜や土日にメールを飛ばしているのを
僕は知っているけども、「効率が悪いな」ということと、「”効率が悪い”という
課題を認め、抜本的な分析と解決に時間を投資すれば良いのに」という感想しか出てこない。
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2:成果を”自分視点”で定義する         → 成果を”相手視点”で定義する

より短時間に、最小の労力で成果を最大化する”ためには、
「成果の定義」を明確にして、その定義を外さないことが肝心だ。

しかし、君たちはよくこの「成果の定義」を間違ってしまうことが多い。

理由は、「成果」を自分視点で考えてしまうからだ。

僕たちの会社や業界に限らず、「自己満足に終わる仕事」に対して、他から評価や対価を
頂くことはまずない。あくまで、「仕事やサービス、商品を提供する相手が満足」して
はじめて評価や対価を頂くことができる。

にも関わらず、君たちが自分視点で「自己満足」な成果や仕事に固執してしまうのは、
これまでに「自己満足でも良いじゃない」とか言って、間違ったことを教える大人や仲間がいたからだと思う。

今までさておき、今後、自分が投資した時間や労力をより効率的に成果に結びつけたければ、「相手は何を求めているのか、どこに課題があるのか、どうすれば満足するのか」考えて、相手視点で成果を定義することだ。

以上、2つ目のパラダイムシフトを認識すべきだ。

過激なことを言うと、「自己満足」を重視したり、評価してくれるコミュニティーは
なくはない。そういったコミュニティーに加入する自由が、君たちにはある。

しかし、そういったコミュニティーに属すと、どんどん自由すら無くしていって、
さらには、自己満足すらできなくなる可能性が高いから、相当の覚悟を持って加入した方が良い。
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3:時間管理できない原因は、克己心がないこと → 時間管理できない原因は、克己心があること

学生時代、「コツコツ粘り強く、弱い自分に負けずにがんばること」がものすごく評価されたかもしれない。

しかし、ハッキリ言って、そんなのは無理なことが多い。

1ヶ月、半年、1年くらいは「克己心」で自己管理できるかもしれないが、
3年以上、長い社会人人生で「克己心」を維持して自己管理するのは無理だろう。

そんなマッチョで無理な思想は捨てて、「弱い自分」を認めてみてはどうだろうか。

例えば、朝起きれない自分、〆切を守れない自分、土壇場にならないと奮起できない自分、興味や価値を感じないことには燃えない自分、苦手を得意にできない自分、    など

コレは大いに自慢だけど、僕は僕のことを究極のダメ人間だと思っている。

上記の例で1つ挙げてみると、土壇場にならないと奮起できない。昔からそうだった。

例えば学生時代、夏休みの宿題を8月31日より前に着手したことは一度もない。
幾度となく、「余裕をもって取り組もう」と意識したり、
実際に前もって取りかかろうと実行を試みたことがあるが、ことごとく挫折した。

その度に、自己嫌悪に陥った。ときには、周りの人にも迷惑をかけた。
周りの先生や友達に相談したら、「自分に勝て!」みたいな叱咤を受けたけども、
何度やってもダメだった。

同じ失敗を何度も繰り返して、ほとほと自分が嫌になったとき、
開き直って、発想を逆転してみた。

「そうか、自分は”土壇場にならないと奮起できない”ダメ人間なんだ」と。
弱いところを認めてみた。

すると不思議なもので、有効な対策が出てくる出てくる。

この例で言うと、僕はなるべく頻繁に”土壇場”な状況に自分を追い込めるように、
予定をたくさん入れたり、他の人と難しい約束をたくさんするようにした。

誰も知りたがってないのに、自分の目標や目指す成果や責任を他の人に言うようにした。

そしたら、ダメじゃない人と同じような成果、
ときには、ダメじゃない人以上の成果を出せるようになった。

あのまま、ダメな自分を認めずに、ひたすら世間や周りが言うところの美徳や常識に
縛られていたら、今頃、とんでもなくうだつの上がらない社会人になってたと思うと
本当にぞっとする。

以上、3つ目のパラダイムシフトを意識すべきだ。

過激なことを言うと、”知的非常識を大切にする”という価値観をハロは掲げていて、
僕らはその価値観を採用にも適用したつもりでいる。しかし、君たちが言ったりやったり
したことで常識の範疇を超えるものは、僕たちが期待したほど出ていないような気がする。

もちろん、僕たち採用・育成側の責任も大きい。

その上で、君たちに言いたいことがある。

もし、君らが失敗してもなんとかするから、もっとムチャクチャやってくれ。
そのかわり、ムチャクチャ考えてくれ。

君らに必要なポテンシャルは十分ある。そこに惚れて、採用したんだから。
僕は、HALOという会社と君たちの社会人人生の両方を
次のステージへ早くブーストさせたい。

いっしょに行こう。楽しく。

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