起業後、2990日目(790日ぶりのブログ更新)
ついに、人材紹介免許を取得しました。
今年に入って、主要なスマホアプリ事業を売却。
人材紹介免許を取得するために、準備・手続きを進めてきました。
(株)MTIグループへ「もぐたんのダイエット記録」を事業譲渡 (株)ハロ、グローバル人材紹介事業へ転換
そして今月、厚生労働大臣から正式に許可を頂きました♪
僕のFacebookを見て、「この人、株と英語しかやってないんじゃないか!?」と思っていた皆さま、誤解です。「人材紹介免許の申請から取得まで、広報・営業に類する情報公開をしてはならない」というルールがあるのです。
たしかに、時間はありました。その間、経済と英語、そして「無理をしない生き方」を学んでいました。無理をしない生き方?
実は、ブログ更新の途絶えた790日間、色々うまくいかず、借金の重圧もあり、ストレスで死にそうでした。自分が抱える課題や葛藤を言語化するのは得意な方だと思うのですが、どうにもこうにも客観視できない日々が続きました。
特効薬があるならさっさと飲みたかったのですが、回復にはひたすら長い時間を要しました。とても苦しい時間でした。
しかしある時、気がついたのです。この「苦(にが)さ」は、ギャップの味だと。理想と現実のギャップの味。しばらくは現実の方を呪いましたが、やがて理想の方に問題があると思い至りました。正確に言えば、理想の持ち方に。
「こうなったら良いな♪」という願いはいつのまにか「〜ねばならない。〜すべき」という義務・規律に変わっていたのです。時間、労力、お金をかけて物事に取り組んでいると、「〜ねば」「〜べき」がまとわりついてきます。
周りの人達は、意思が強いとか、責任感があるなど、そんなストイックとも言える姿勢を評価してくれることもありました。しかし、これが真綿のように僕を絞め上げました。褒められながら、締められる。ホラーですね(笑)。
僕に限らず、現実や未来、そして周りの人をコントロールすることは大部分不可能なので、「硬直的な理想を抱える人」が苦しむ確率は高いと思います。「当面の理想を持つこと」は良いことです。しかし、それを頑なに変えなかったり、義務や規律として抱え込んでしまうと、先々苦しみます。
世の中には多くの「べき論」がありますが、過労死するまで働いたり、精神を病んでまで働いたりすることは、本末転倒です。 そこまで行かなくても、その昔は有効だった「べき論」の耐用年数が過ぎているために、苦しむこともあります。親や学校の教育に反発していたはずなのに、テンパると、なぜか同じOSで駆動してフリーズする経験もしました。
思えば、我々が昔から美徳としてきたあらゆるもの(例えば「男らしさ」「女らしさ」「老人らしさ」など)に揺らぎが生じています。特に僕の関心が強いのは、「働くことに関する揺らぎ」です。
労働人口の急激な減少、グローバリズム(反動としての反グローバリズム)の進展、ロボット(人工知能含む)のさらなる活用など、少なくとも外部環境はめちゃくちゃ変わりつつあります。
多くの人から長いこと「良し」とされてきた「べき論」の多くは、現実との間に大きなギャップを生み、さまざまな悲劇や混乱を生むだろうと予測します。雇用される側でも、雇用する側でも。
頑固さが生んだ僕の苦い経験を生かして、双方を理解するよう努め、その人や会社が変化し、適応していくことに寄り添えるエージェントになれたら良いなと願っています。
関連して、教育(学校教育含む)もだいぶ耐用年数を過ぎてるのでアップデートの手伝いがしたいし、勉強中の英語をなる早で仕上げて、国際間の労働観ギャップ解消も手伝いたいです。素人ではありますが、その分、業界の常識=「べき」論に毒されていないので、「こうだったら良いな♪」が無邪気に繰り出せます。
これからゼロから営業したり、人を集めたり、
ずいぶん前に見たことのある、懐かしい光景。。
デジャヴ? いや、 夢の続きです。
起業9年目の新人を、どうぞよろしくお願いします!